日本電気 NEC、2014年度の打ち上げを目指し「はやぶさ」後継機の製造に着手
2012-01-25
NEC、2014年度の打ち上げを目指し「はやぶさ」後継機の設計に着手~「はやぶさ」に続き探査機システムの取りまとめを担当~2012年1月25日
日本電気株式会社 NECは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発する小惑星探査機「はやぶさ」の後継プロジェクトとなる「はやぶさ2プロジェクト」において、探査機システムの設計に着手します。
当社は、本プロジェクトにおいて、JAXAの指導のもと、「はやぶさ」後継の探査機システムの設計を担当します。また、Kaバンド通信(注1)、中間赤外カメラ(注2)といったミッション機器の設計等も担当します。
「はやぶさ」後継機は、JAXAにより2014年度の打ち上げが予定されており、目的地の小惑星「1999JU3」への到着は2018年半ば、地球帰還は2020年末を目指して、開発が進められます。その主なミッションは、太陽系の起源・進化の解明や、生命の原材料物質を調べるための有機物や含水鉱物を含むと考えられている小惑星「1999JU3」からのサンプルリターンです。
当社は、1970年打ち上げの「おおすみ」以来60機以上にわたり培ってきた人工衛星および探査機のシステム開発製造の実績と、小惑星探査機「はやぶさ」の小惑星「イトカワ」往復の運用経験を踏まえて、「はやぶさ」後継機による世界初の科学的成果創出への貢献を果たしてまいります。
なお、「はやぶさ」後継探査機の概要は別紙(http://www.nec.co.jp/press/ja/1201/images/2503-01-01.pdf)をご参照ください。 以上 (注1) Kaバンド通信「はやぶさ」に搭載されたXバンド(8~12GHz)通信よりも高い周波数(27~40GHz)を用いて大容量のデータ伝送(ダウンリンク)を行う通信機器。深宇宙探査においても伝送データ量を確保する目的で新たに搭載される。(注2) 中間赤外カメラ小惑星の表面温度等の観測を行うセンシングデバイス。このほかに、小惑星の表面形状を測定する「レーザー測距」、地形マッピングや鉱物分布などを計測する「多バンド可視カメラ」も担当。当社の様々なセンシング技術が採用されている。